
出産と退院の時くらいは会社を休んでもらいたいんだけど。
陣痛から出産まで、妊婦さん一人で全てやるのは何かと不安だと思います。
特に初産婦さんなどは経験がないため、余計に不安ですよね。
陣痛がきてから自分で病院に連絡したり、お腹が痛い中タクシーの手配、ましてや一人で電車に乗るなどは、とても大変ですし何より危険なので、誰かに付き添ってもらうのが安心です。
✅本記事の内容
今回は、奥さんのサポートとして出産の時に男性が仕事を休んだ方が良い理由、また、付き添いのときに何をすべきかについて記事にしました。
この記事の内容
- 陣痛、出産前に旦那さんが仕事を休むメリット
- 会社を休んでやることをリスト化
- 退院の時も旦那さんは仕事を休もう
✅本記事の信頼性
僕は二児の父ですが、二人とも立会い出産できました。また、長女の出産は、僕が会社にいるときに連絡がきましたが、すぐに早退して家に帰りました。退院の時にもおやすみをもらい、赤ちゃんを連れて一緒に帰ってきました。
男性目線で出産当日に会社を休んだ方がいい理由や、病院に付き添って奥さんをどうサポートすべきかについて解説します。
もくじ
出産日に旦那が仕事を休むメリット3つ

出産は昔も今も命がけです。これは冗談ではなく、現在でも、母子ともに健康で臨月を迎えても、出産時に問題が起きることが実際あります。
医療の発達している日本でも、妊産婦死亡率は3~5%ほどあります。
今回はそのようなリスクを一つでもなくすため、また、のちのちの家族関係を円滑にするための旦那さんの取るべき行動、そうした方がよい理由を解説します。
奥さんの出産日に仕事を休むべき(仕事をしていて陣痛の電話があり、仕事を早退してかけつける)理由を以下に示します。
旦那が仕事を休むべき理由
・陣痛時に病院まで一人で行くのは不安だし体もきついし危険
・出産は人生のうち数回しかない貴重な時間
・出産の日のことは生涯の話のネタになる
以下にその理由を解説していきます。
陣痛から病院まではとても不安だし体もきつい危険

陣痛は、「腰を金づちでたたかれている感じ」と僕の妻は表現しています。
実際、相当な痛みを感じているはずです。
病院へ向かうのは、陣痛が始まってからですので、陣痛から出産までには「病院への移動」を経なければなりません。
もし自分が病院へ行く電車の中や、運転中、そのような激痛が走ったらどうなるでしょう?我慢しながら行動するのはとても難しいし、危険です。
たとえ肉体的に我慢できても、とても不安な気持ちになると思います。
我が家の場合、家から病院まで、僕が車で約30分の道のりを運転しましたが、陣痛の瞬間はとても一人で歩けるようなものではありませんでした。
ですので、奥さんから陣痛の連絡を受けたら、即座に奥さんの元に帰ったほうがよいでしょう。
出産は人生のうち数回しかない貴重な瞬間
当たり前の話ですが、出産はお子さんの数しかありません。
現代では1~3回程度が一般的ではないでしょうか。
それを逃したら二度と出産に立ち会うことはできません。
僕は子供たちの生まれた日のことを鮮明に覚えています。
奥さんの頑張った姿や、男性は本当に何もすることなくて申し訳ない感じとか、赤ちゃんが産まれてきた瞬間の感動もよく思い出せます。
それほど強烈に印象に残る日というのは、そうないと思います。
奥さんもサポートできますし、自分も素晴らしい瞬間に出会えることが確約されているので、会社を休むには十分すぎる理由だと思います。
出産の日のことは生涯の話のネタになる
自分も何度か、自分が生まれてきた日のことを親から聞いたことはあるのではないでしょうか。
出産時の話になったとき、仕事を優先してしまうと、「お父さんは来なかった」のようなマイナスな話になりかねません。
せっかくの感動的な誕生日の記憶を、旦那さんの批判の種になってしまったら悲しいですよね。
出産の感動を得られないばかりか、後々までネガティブに言われるのはとてももったいない話です。
ぜひとも仕事を休みましょう。
以下は立ち会い出産に関する記事ですので、参考にしてみてください。
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立ち会い出産時の旦那の心得【徹底サポートしよう】
続きを見る
出産時に旦那がサポートする内容
次は、具体的に旦那さんがするべき内容をリスト化しました。
陣痛がくると、旦那さんも焦って冷静な判断ができない場合がありますので、事前に予習しておくのがよいでしょう。
以下が陣痛から出産、その後の手続きまでの流れになります。

このとき、どのような行動をとるかをまとめました。
自宅に帰ったら陣痛間隔のタイムキーパー

奥さんから陣痛の連絡があったら、まっさきに奥さんの元へ帰ります。
帰宅して奥さんの体調を確認したら、以下を行います。
家に帰ってからやること
・陣痛と陣痛の間隔をストップウォッチで計測
・陣痛間隔が10-15分程度になったら病院へ
陣痛間隔が何分になったら病院に向かうか、あらかじめ確認しておきましょう。
初産婦、経産婦、病院までの距離によっても違ってくると思います。
病院まで安全に奥さんを連れていく

都会ならタクシー、郊外なら車を運転して病院まで付き添います。
僕の場合は車を運転して病院まで行きましたが、早く病院につきたくてスピードを出し、急ブレーキを踏んでしまった経験があります。
奥さんは陣痛の痛みや、出産を前にして冷静でないかもれしません。旦那さんはとにかく落ち着いて、冷静に行動しましょう。
この時、入院のために準備したバッグを忘れずに持っていきます。
飲み物、食べ物、汗、その他身の回りを完全サポート
病院につけば一安心、スタッフの指示に従って行動しましょう。
ただ、子宮口がある程度開くまでは待機が続く場合があるので、その時は奥さんのしてほしいことに対応しましょう。
具体的には以下のことがあります。
サポート内容
・飲み物はストローであげる
・食べたいものを買ってくる
・その他してほしいことを全部やる
出産を控えた女性は、他に気を配る余裕はありません。
出産に集中できるようにサポートしましょう。
分娩台に乗ってからは旦那さんのできることは、「サポート」これしかありません。
僕の場合、
「がんばれー!」
といったら
「がんばってるわ!うるさい!」
といわれたので、そのワードはやめました笑
お産に集中してもらうため、奥さんの気が散るような単語は言わずに、その他でサポートしましょう。
僕の時は、いきむときに上体を屈めるように指示があったので、背中を押すのを手伝いましたが、あとは無言で心の中で応援していました。
出産の感動を一緒に味わう
赤ちゃんが産まれたら、まずは奥さんに感謝の気持ちを伝えましょう。
そのあとは子供の写真をたくさん撮っておくとよいです。
後は、存分に感動を味わうのが良いと思います。
次の日、病院に来て必要な荷物を渡す
出産が無事終わり、約一週間入院になりますが、入院していると、必要なモノが増えていきますので、対応してあげましょう。
食事は基本的に自由なので、何かごほうび的なスイーツを買っていくと喜ぶかもしれません。
必要な申請書類を作成、申請
奥さんは出産後のダメージ、授乳でとても疲れています。
出産後の申請書類は旦那さんが担当するようにするとスムーズです。
出産後に必要な申請書類については、以下でまとめていますので、参考にしてください。 続きを見る
【出生届の他にも】出産後の手続き【リスト付き】
退院時も仕事を休んで一緒に帰ろう

母子ともに健康であれば、一週間前後で退院することができます。
奥さん一人で赤ちゃんを抱っこし、入院の荷物を持って家に帰ることは不可能です。
このときも旦那さんは仕事を休んでサポートし、一緒に赤ちゃんを家に迎え入れてあげましょう。
タクシーを手配しておく
退院時にはあらかじめタクシーを手配しておくとよいです。
なぜなら、赤ちゃんは基本的に1ヶ月程度は外出を避けるべきだからです。
タクシー探しに時間がかかっていると、赤ちゃんが長い時間外にいることになるため、あまりよくありません。
このとき、抱っこ紐やチャイルドシートについて悩むかと思いますが、以下の記事に詳しく解説しているので参考にしてください。
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出産後退院時、タクシーで帰る場合【チャイルドシートor抱っこ紐】
続きを見る
あらかじめ部屋をきれいにしておく
これは当たり前の話ですが、赤ちゃんを家に迎えるときは部屋をきれいにしておきましょう。
奥さんが退院したと言っても、赤ちゃんへの授乳や体の痛みで万全ではありません。また、女性は出産を経て母となるため、赤ちゃんに関することはとても敏感になっていることが多いです。家に帰ってきて部屋が荒れ放題だったら、まずいことになりかねません汗
長女が生まれて退院した初日、僕が長女を沐浴させようとして、赤ちゃん用ボディーソープがなかったので「子どもにも優しいボディーソープ」的なので洗おうとしたら、奥さんに激怒されました。今思えばありえないのですが、赤ちゃんに関することはとても気を使って行うと、家庭もうまくまわると思います。
ベビーベッドの周りや、お風呂など、赤ちゃんが使用するところは念入りにきれいにしておくといいでしょう。
会社に「妻の出産時は仕事休みます」と言おう

ここまでの内容をまとめます。
まとめ
・陣痛から出産は、とても不安だし危ないので、真っ先に帰りましょう
・出産を夫婦で経験すると、あとでよい思い出になります
・出産に専念できるように、旦那は奥さんの望みを全て叶えてあげましょう
・出産以外の手続きは旦那が行いましょう
・退院の時も仕事を休み、赤ちゃんを連れて一緒に帰りましょう
女性としては、陣痛から病院までや、出産時には心細いかもしれませんので、事前に旦那と話し合って、出産時の対応について話し合っておくとよいです。
また男性は、陣痛が始まったらすぐに家に帰る気持ちを奥さんに伝えましょう。また、会社には事前に伝えておくことで休みやすくなりますので、明日にでも伝えてみましょう!
お役に立てば幸いです。