
抱っこ紐で有名なのはエルゴとベビービョルンだけど、どちらがいいの?
ヒップシートみたいなタイプもあるよね。
結構高い買い物だから失敗したくなくて、実際使っている人の感想が聞きたい。
このような悩みを解決します。
抱っこ紐は子育てをする上で必ず必要になりますが、結構値段がするものです。
今回はわが家も実際に使っている抱っこ紐を比較していきます。
この記事でわかること
- エルゴ、ベビービョルン、ヒップシートの使いやすさがわかる
- 抱っこひもの項目別の長所、短所がわかる
- 一番使いやすくてコスパのよい抱っこひもがわかる
この記事を書いている僕は、2歳、1歳の娘を持つパパです。
わが家では、エルゴ、ベビービョルン、ヒップシートと全部持っているので(おさがりでいただいたりしました)、実際の使いやすさを比較しました。
また、長女はもうすぐ3歳なのでほとんど抱っこ紐を使うことはなくなりましたが、それでも保育園に行くときはたまに使ったりします。
実際に全部使ってみて、どれが良いかを数値的、感覚的、両方から比較しましたので、参考になれば幸いです。
もくじ
エルゴ・ベビービョルン・ヒップシートの紹介
抱っこ紐として定番で、とても人気の高いエルゴ、ベビービョルン、ヒップシートについて、比較しました。
以下に比較した商品について解説します。
エルゴベビーの抱っこひも
こちらは巷で最も人気の高い抱っこ紐。オシャレな奥さんや、最近ではパパもエルゴの抱っこ紐をつけて買い物している人を見ます。今回比較するのは、エルゴの最上位モデル エルゴベビー オムニ360です。
ベビービョルンの抱っこひも
わが家はこちらをメインで使っています。今回比較するのは、ベビービョルンのメイン商品、「ベビーキャリアONE KAI」です。使用歴は3年ほどですので、こちらの商品については熟知しております。
ヒップシート
ヒップシートとは、自分のおなかの辺りに赤ちゃんを乗せるタイプの抱っこ紐です。値段もお手頃で、赤ちゃんを乗せるのがとても楽なので最近はやっています。
わが家では以下のヒップシートをセカンド用として使用しています。
以上、3つの抱っこ紐を項目別に比較していきます。
【結論1】普段使いに抱っこ紐+たまにヒップシートが使いやすい
結論から言うと、タイトルの通り
- 普段使い(買い物など) ⇒ 抱っこ紐
- おでかけ(公園や旅行) ⇒ ヒップシートも持っていく
上記のように、メイン使いで抱っこ紐を使用し、セカンドとしてヒップシートを用意しておくと、子育てしながらの生活がスムーズになります。
時間がなくテキパキ行動したいときには抱っこ紐は使いやすいです。また、少し歩けるようになると、赤ちゃんは自分で歩きたいもののすぐ疲れてしまい、抱っこ紐への乗り降りが頻繁になるので、簡単に乗り降りできるヒップシートがとても役に立ちます。
わが家でも、買いものなどは抱っこ紐、公園など時間に余裕があり、赤ちゃんも自分で歩いたり、疲れたら抱っこしてもらいたい、などの時は、ヒップシートを使います。
しかし、どちらか一つにするのであれば、迷わず抱っこ紐を選んだ方がいいです。後ほどお話しますが、総合評価では抱っこ紐は安全で、疲れ具合いも少なくて済むからです。
このように、メイン使いで抱っこ紐、セカンドにヒップシートがあるととても楽です。
【結論2】抱っこ紐はエルゴでなくベビービョルン
エルゴとベビービョルンの抱っこ紐では、ベビービョルンの方が高性能です。
ベビービョルンなら、使いやすくて、しかも安全で快適に毎日抱っこすることができます。
なぜなら、一つの項目を3点満点で比較すると、総合点でベビービョルンが一番高くなったからです。

今回比較した項目について、以下で詳しく解説していきます。
【エルゴ・ベビービョルン・ヒップシート】抱っこ紐の徹底比較
2つの抱っこ紐、1つのヒップシートについて、6つの項目を比較しました。
抱っこ紐の安全性

安全性は抱っこ紐を選ぶ上で最重要項目です。
赤ちゃんはまだ体が柔らかいため、少しの衝撃でもおおけがにつながりません。
実際、だっこひもから落ちてケガをする、という例が報告されています。
安全性に配慮した抱っこ紐を選ぶ必要があります。
そんななかで、エルゴ、ベビービョルンはどちらも十分安全性が保たれています。
エルゴでは、ベビーウエストベルトという、落下防止ベルトがついています。かがんだりおんぶの際に赤ちゃんが抱っこ紐から落ちてしまった場合でも、腰ベルトによって地面に落下するのを防ぎます。

出典:エルゴベビーホームページ
ベビービョルンは、4点で固定なので落下の心配がほとんどありません。また、自分の肩に抱っこ紐を通してから赤ちゃんを抱っこ紐に迎え入れるため、片手でバックルの装着、片手で赤ちゃんを支えながら取付けすることができ簡単かつ安全です。

出典:ベビービョルンホームページ
一方でヒップシートの場合は、少し注意が必要です。こちらは簡単に赤ちゃんを乗せられる反面、赤ちゃんが大きく動いたりすると、赤ちゃんの体を固定する箇所が少ないため、抱っこする人が支えていないと落下してしまう危険性があります。
抱っこ紐の写真
抱っこ紐の装着のしやすさ

普段よく使うなら、装着のしやすさは重要な項目です。
なぜなら、装着しづらいものだと、使うのがめんどうくさくなってしまうからです。
エルゴベビーの抱っこ紐の装着のしやすさ
エルゴの装着方法は、赤ちゃんを抱っこしながら肩に抱っこ紐を通すタイプです。
慣れれば問題はないと思いますが、最初はきゅうくつに感じるかもしれません。
また、首の後ろのベルト(胸ストラップ)は見えないので、うまくはまらないこともあります。
とにかく慣れが必要です。

出典:エルゴベビー説明書
ベビービョルンの装着のしやすさ
抱っこ紐を自分の体にあらかじめ装着した状態で赤ちゃんを抱っこするため、複雑な作業はありません。ただ、バックルを4つ取り付ける必要があるので、スムーズに装着するには慣れが必要です。

出典:ベビービョルンホームページ
ヒップシートの装着のしやすさ
腰にヒップシートを装着したら赤ちゃんを乗せ、そのあと肩にベルトをかけるだけなので、
上の二つより半分以下の時間で装着することができます。ヒップシート最大のメリットといえます。
おんぶのしやすさ

兄弟がいる家庭や、家事など作業をしたい場合、赤ちゃんをおんぶする必要が多くあります。寝かしつけにも有効です。
おんぶは長時間の抱っこにはとても有効なので、おんぶのしやすさも重要な項目です。
ヒップシートについては、おんぶすることはできませんので、あくまでも抱っこスタイルが前提です。
エルゴのおんぶのしやすさ
エルゴのホームページに動画がありますが、この方法は自分には難易度高すぎてできませんでした。
自分の場合は、いったん前に赤ちゃんを抱っこしてから背中に回すやり方ですが、この時以下の点に気を付ける必要があります。
エルゴでおんぶするときの注意ポイント
-
両肩から肩ストラップを外すので赤ちゃんの落下に注意
-
胸ストラップで自分の首がしまらないように注意
両肩から肩ストラップを外すと、自分と赤ちゃんとの間に空間ができるので、背中まで回転させるときに落下しないように注意する必要があります。 また、赤ちゃんを背中まで回したとき、胸ストラップが自分ののど仏辺りに来ないように位置を調整をしておく必要があります。
ベビービョルンのおんぶのしやすさ
エルゴに比べると、ベビービョルンの方が圧倒的におんぶはしやすいです。こちらは前で抱っこしたあと後ろに回す方式です。バックル4つで赤ちゃんを固定しているので、後ろに回す際に赤ちゃんが落下する心配もなく、スムーズに抱っこすることができます。
通気性

夏の旅行や、外で長時間抱っこ紐を使用する際には赤ちゃんが蒸れたり、暑くなってしまう恐れがありますので、気を付けたいポイントです。
通気性に関してはエルゴもベビービョルンもメッシュ素材の生地を採用しており(ベビービョルンは2タイプを選べる)、暑さを軽減することができます。
また、夏にメッシュ素材では暑いと感じる場合には、別売りで防寒カバーも販売しています。
ベビービョルンは上のように、専用の防寒防風カバーを販売しています。風も通さず、しっかり保温してくれるので、赤ちゃんの足までポカポカです。また、わが家ではベビーカーを使うときにもこちらを使用しています。

ベビービョルンのキャリアカバーをベビーカーに
ヒップシート
ヒップシートは、赤ちゃんとの間に空間があるのでそこまで蒸れることはありません。また、ヒップシートを使うくらいの月齢になれば、抱っこしたり降りたりを繰り返すので、通気性はあまり気にしなくてもよいかもしれません。
抱っこ紐の持ち運びやすさ

抱っこ紐を持ち運ぶときは、以下のような場面があります。
- バッグなどに入れて持ち運ぶ
- 抱っこ紐を体につけたまま行動する
1はできるだけコンパクトにできれば旅行などでもかさばらなくて済みます。
2は、赤ちゃんを一度抱っこしたけどその後下ろし、また使うかもしれないので自分の体に取り付けたままの状態です。外出していると、この状態で移動することがよくあります。
このとき、だらーんとたれてしまうのをコンパクトにまとめられたら便利です。
エルゴの持ち運びやすさ
持ち運びには以下のようにコンパクトにまとめることができます。
後ほど画像を載せる予定です。
ベビービョルンの持ち運びやすさ
持ち運びには以下のようにすることで十分にコンパクトにすることができます。

ベビービョルンは体につけたままではコンパクトにはできません。
ただ、抱っこ紐用のカバーを使うことでコンパクトにまとめることができます。
カバーに入れることでお腹の前で収納することができるようになります。
カバー自体は場所を取らないですし、外出時にはかなり重宝するのでとても便利です。
ヒップシートの持ち運びやすさ
ヒップシートは、赤ちゃんが乗る部分は固くできているので、それ以上小さくすることはできません。持ち運ぶときには少しかさばるかもしれません。
ただ、体に付けたまま移動する際は、収納するパーツがほとんどないのでそのままにしておくことができます。
疲れぐあい|エルゴとビョルンは同じくらい疲れにくい
ただでさえ抱っこは疲れるものなので、少しでも体力の消耗を減らしたいところです。
ただ、エルゴ、ベビービョルン共にかなり研究されているので、どちらもあまり変わらず、肩と腰の両方に赤ちゃんの体重が分散されるような構造ですので、一点にかかる負担が減って快適に抱っこできます。
ヒップシートだけは腰にほとんどの体重がかかるので、長時間はかなり大変です。僕は実際使って、20分くらいで腰が痛くなってしまいます。やはりヒップシートは月齢が大きくなった、抱っこ紐にひんぱんに乗り降りする赤ちゃんに適しています。
エルゴ・ベビービョルン・ヒップシートのメリット・デメリット
今までは安全性やおんぶのしやすさなど、機能ごとに比較してきましたが、今後は商品そのもののメリット・デメリットを挙げていきます。
エルゴのメリット・デメリット

エルゴのメリットは以下となります。
エルゴのメリット
-
安全に作られていて、赤ちゃんが落下する心配が少ない
-
メッシュ素材で通気性が高い(もともとハワイ発ブランド)
-
持ち運ぶときコンパクトにまとまる
-
肩と腰にベルトがあり、疲れにくい
反対にデメリットを上げると次のようなものがあります。
エルゴのデメリット
- おんぶにするのが難しい
おんぶが難しいのはやや大変ではありますが、慣れれば問題ありませんし、安全性、通気性、疲れにくさ、コンパクトなどの評価が高く、総合的にはやはり人気の通り優秀な抱っこ紐です。
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ベビービョルンのメリット・デメリット


ベビービョルンのメリットは以下となります。
ベビービョルンのメリット
- 安全性が高い(4つのバックルで固定する)
- 通気性を考慮するか生地を選べる
- 持ち運ぶときにコンパクトにまとまる
- 方と腰にベルトがあり、疲れにくい
- おんぶがしやすい
一方でデメリットは以下です。
ベビービョルンのデメリット
- 腰に付けた状態では抱っこ紐カバーが必要
腰に付けた状態から収納しようとすると、肩ベルトがだらんとしてしまい、抱っこ紐カバーを取り付けないとコンパクトになりません。
しかし、カバーを取り付ければ問題はありませんし、何より抱っこスタイルもおんぶスタイルも簡単に変えられる上、むささびのような形の生地で赤ちゃんを覆って4点で固定する安全性はなにものにも代えがたいと思います。
ヒップシートのメリット・デメリット


最後にヒップシートです。こちらのメリットは以下となります。
エルゴのメリット
-
赤ちゃんを乗せるだけなので、とても簡単
-
値段がそこまで高くない
一方でデメリットは次のことが挙げられます。
エルゴのデメリット
-
赤ちゃんを乗せるだけなので、落ちないように注意する必要がある
-
台座の大きさが決まっているので、それ以上小さくならない
-
腰に多くの負荷がかかるので、長時間の使用はできない
赤ちゃんが歩けるようになると、抱っこ紐の中だけでは飽きてきて、自分で歩きたがります。そんなときにヒップシートがあると、頻繁な乗り降りができますのでとても便利です。
僕もデイズニーランドに行ったときは、ヒップシートで子どもを抱っこしていました。
ただし、ただ乗せるだけなので、大人が気を付けていないと落下する心配があることや、腰に負担がかかってつらくなるので、こちらはあくまでもセカンドとして、月齢が大きくなってきて(1歳)から購入を検討するのが良いと思います。
最後に
ここまでの内容をおさらいします。
おさらい
- エルゴもベビービョルンも、抱っこ紐としてとても優秀
- 機能別に比較すると、ベビービョルンが点数が高い
- ヒップシートはあくまでセカンドとして使用するのが良い
最初の結論でも書きましたが、やはり
1.エルゴかベビービョルンの抱っこ紐を日常使いして、セカンドとしてヒップシート
2.抱っこ紐はおんぶのしやすくて安全なベビービョルンを使う
この二つで外出がとても楽になると思います。
お役に立てば幸いです。